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ITU テレコムワールド 2019 ビジュアルレポート

2019. 9.12 [最終日] 更新

日本ITU協会 専務理事 田中和彦

 9月9日(月) [現地時間]から12日(木)までの4日間の予定でハンガリーのブダペストにある国際展示会場(HungExpo)で、ITU テレコムワールド 2019が開始され、本日、終了しました。同国での開催は2015年に続き2回目となります。

 イベントの模様を現地から速報します。

HungExpo メインエントランス

 1.オープニングセレモニー

オープニング会場
司会者 ジャオITU事務総局長 国連事務総長 WIPO局長

司会者の紹介により、ジャオITU事務総局長は、本イベントの意義と開催国へ謝辞を述べました。国連事務総長からはビデオメッセージが寄せられ、その後、ITUが連携を深めているWIPOの局長が挨拶しました。

未来イメージCG映像 ベトナム情報通信大臣 ハンガリー首相 VIP記念撮影

同国のクリエーターによる未来をイメージしたCGビデオ上映の後、次回開催予定国であるベトナムの情報通信大臣が登壇し、次回の開催を披露すると会場では軽い驚きの声が聞かれました。最終日に次回の開催国、開催地が発表されるのが通例ですが今回はオープニングセレモニーでの発表となりました。ハンガリー首相の挨拶では、同国がITUの創立メンバーであること、例えば、付加価値税を従来の27%から5%に低減させて、インターネットの普及に力を入れていることなどが強調されていました。

オープンニンングセレモニー終了時に、ITU幹部、各国首脳などが壇上で記念撮影を行い、和やかな雰囲気の中、ITUテレコムワールド2019が開始されました。

2.VIPパビリオン見学

オープニングセレモニーの終了後に、同国首相、ジャオITU事務総局長、ITU幹部、各国大臣級閣僚による展示パビリオンの見学が行われました。

VIPツアー ジャオITU事務総局長と 展示見学模様 出展関係者他一同

日本パビリオンに関しては、VIPツアーの時間の関係で、別途、ジャオITU事務総局長が訪問され、関係者一同との記念写真の後、展示もご覧頂きました。

加えて、3日目には、改めて、ジャオITU事務総局長が、日本パビリオンを訪問されました。

日本電池再生 ZEUS NICT

展示各社の展示内容を見学され、展示担当者と熱心にまた親しいやりとりが行われました。

IIJ Welltool ジャオITU事務総局長を囲んで

ジャオITU事務総局長の日本への関心の高さを感じることが出来ました。 

3. ジャパンパネルランチ

2日目は、日本主催のジャパンパネルランチが開催されました。これは、ランチを食べながら、各社のプレゼンテーションを聞いて頂くイベントで、在ハンガリー佐藤 地(くに)特命全権日本大使、ジャオITU事務総局長を来賓にお迎えし、また、ITU事務総局次長、ITU-R局長にもご出席頂き開催されました。

総務省土田専門職 VIPテーブル

総務省土田専門職による開会挨拶の後、佐藤特命全権委任大使が挨拶されました。

佐藤特命全権大使 ジャオITU事務総局長 会場模様

引き続き、ジャオITU事務総局長が登壇し、日本の長年に渡るITUでの国際標準化活動への寄与に対する感謝などを述べられ、その中で、日本のSMEの動向として、出席のSME社長を紹介し、会場の拍手を受けました。

日本ITU協会田中

来賓の挨拶の後、日本ITU協会田中が、各社のプレゼンテーションの概要を紹介し、以降の進行を務めました。

ZEUS ソフトバンク Welltool

ZEUSは、同社のミャンマーにおけるIT人材への取り組みを紹介しました。ソフトバンクは、成層圏に飛行体を飛行させて携帯電話の基地局として運用する取り組みを紹介しました。多言語処理技術のWelltoolは、同社の技術と国連が掲げるSDG'sへの貢献をアピールしました。 

日本電池再生 IIJ NICT

日本電池再生は、同社の鉛充電池再生・復活技術と各国での適用状況を紹介しました。IIJは同社の日本におけるインターネットへの取り組みと広範なMVNOサービスの提供などについて紹介しました。NICTは、同機構の紹介と、研究成果例として、38マルチコア光ファイバーなど革新的・創造的な研究成果を紹介しました。

ランチを取りながらのイベントですが、参加の皆様の関心は高く、食事の手を止めてプレゼンテーションに聞き入り、また、プレゼンテーションスライドを写真に収めるという光景が多々見られました。

イベントの終了時には、参加者が講演者のところにやってきて「もっと話を聞かせて欲しい」というやりとりが行われるなど、関心の高さを伺うことが出来ました。 

4. 長年貢献感謝状・各国パビリオン優秀賞贈呈式

3日目には、各国・関係者の長年のITUテレコンワールドへの貢献への感謝状、また、各国パビリオンから選ばれた出展者への優秀賞の贈呈式が行われました。

司会者 各国・関係者への謝辞 会場模様 各国への感謝状贈呈

長年の貢献に対して、各国の首脳、また、50年近くもITU活動に携わって来たハンガリーの関係者に感謝状が贈呈されました。

50年近くも貢献 一同記念写真 田中Welltool社長、土田専門職 ジャオITU事務総局長と

各国パビリオン優秀賞として、日本については、Welltoolが受賞し、一同との記念写真に加え、ジャオITU事務総局長と記念写真に収まりました。

長年貢献感謝状、各国パビリオン優秀賞、受賞、誠におめでとうございます。

5. ITUテレコムワールド賞贈賞式

4日目には、ITUテレコムワールド賞贈賞式が行われました。

会場模様 ジャオITU事務総局長 審査員一同

この賞は、ICT分野での貢献、成果を上げている企業、政府を表彰するものです。

Ruangguru App (南アフリカ) KT(韓国) Huawei(中国) モザンビーク

SMEに対しては、下記の4カテゴリ毎に、SME各社に賞が与えられました。

・ ビジネスモデル (Best Business Model) Vokacom (ガーナ) GPSによる住所管理システム
・ ICT活用 (Most innovative use of ICTs) Immersion4 (スイス) 直浸液冷省エネ技術
・ 社会貢献 (Greatest social impact) UX Information Technologies (モザンビーク) 携帯電話によるジョブマッチングシステム
・ 拡大・成長性 (Most scalable solution) ​Prime Molecular Technologies Africa (南アフリカ) ペーパーレス省資源貢献システム

Vokacom
(ガーナ)
Immersion4
(スイス)
UX Information Technologies
(モザンビーク)
Prime Molecular Technologies Africa
(南アフリカ)

住所が未整備である国におけるGPSによる「住所システム」やインターネットの利用を前提としない携帯電話サービスによるジョブマッチングサービスなど、発展途上国ならではのシステム、サービスが特徴的であると感じました。 

Immersion4社長挨拶 説明スライド

SME最優秀賞は、スイスの特殊な液体による冷却システムによりデーターセンターの省エネ化に役立つ技術を提供する Immersion4が受賞しました。

6. 閉会式

閉会式では、ハンガリー外務大臣が閉会の挨拶を行い、同国の人口などに触れ、これからのICTにおける競争は、人口などの大きさではなく、付加価値による今までには無い競争であることなど、同国の積極的なICT活用への取り組みなどを紹介しました。

会場模様 ハンガリー外務大臣 閉会宣言

最後に、ジャオITU事務総局長が登壇し、本イベントの閉会を宣言しました。 

CG+ドローン 超小型ドローン

超小型ドローンをCGによるデモンストレーションビデオも披露されました。 

ジャオ事務総局長と
(平松、岸本、田中)

無事に、本イベントは終了しました。当日本ITU協会では、田中、岸本、平松の3名が現地での業務を担当致しました。

 

式典を中心に速報しましたが、帰国後も、セッション、展示模様など、追加レポートしますので、どうかご覧ください。

参考情報:使用機材 PANASONIC DMC-FZ1000, SONY DSC-RX100


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