#032 可視光通信 ~ ユニーク技術(1)

アイデアを具現化する! 

 画期的な技術開発が行われ、全く新しい製品が生まれる・・・このような技術革新は稀少な存在です。
 しかし、「アイデア+基礎技術+ニーズ」がかみ合ったとき・・・そこに素晴らしい製品が生まれることがあります。ここでは、これを「ユニーク技術」と呼んでいます。
 アイデアを練り、基礎技術を駆使し、新しい市場を生み出す。そんな新しい製品開発に努力を重ねている人達にスポットを当ててみました。
 今後、電気、電磁波(電波・光・放射線)、振動(音波など)の利用を中心に、将来の国際化・標準化動向等も考察しながら、「ユニーク技術」の現状をレポートします。

 

 初回は、「可視光通信」を取り上げます。

 

 写真は、東芝未来科学館で使われている可視光通信を利用した「ガイド端末」です。

 

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 天井に設置されているLEDライトから情報が伝達されてきます。すると自動的に解説が文字と音声で始まります。 何の操作も必要なく、展示物の前に行くだけでOKです。これぞ究極の簡単操作端末!

 

 なお、写真の田中久重氏は、東芝の創業者のお一人です。同氏は、「からくり儀右衛門」とも呼ばれていた方で、からくり人形や万年時計などの製作で有名ですね。

 

 詳しくはこちらをご覧ください。

  → 「可視光通信って何だろう」

  → 「東芝未来科学館レポート」~可視光通信を利用したガイド端末