ヤマハ株式会社

125周年 ヤマハ株式会社は1887年(明治20年)の創業です。創業者である山葉寅楠(やまはとらくす)は浜松で働く医療機器の技術者でしたが、小学校のオルガン修理を依頼されたことがきっかけで楽器製造を始めました。2012年10月より1年間を創業125周年のメモリアルイヤーとして様々な活動を行っています。

 

ピアノ ヤマハ株式会社は、アコースティック楽器や電子楽器、音楽教室などの楽器事業、オーディオや情報通信機器などのAV・IT事業、半導体などの電子部品事業、ゴルフ用品などのその他の事業で構成されています。通信機器関連では1989年にISDN用LSIを開発、1995年には当社初のルーターRT100iを発売。以来中小ネットワーク、多拠点ネットワークに最適なルーターとして多くのお客様にご利用いただいています。

 

キーボード 標準化に関連する活動としては、電子楽器では世界をリードする立場にあることから、電子楽器の演奏データを機器間でデジタル転送するための規格であるMIDIの標準化と普及を主導しました。また、携帯電話の着信メロディ、いわゆる着メロについても、MIDIをベースとしたデータフォーマットを提唱し、着メロ業界の急成長に貢献、その後のモバイル音楽配信の源流となりました。近年では歌唱合成技術であるボーカロイドを、「初音ミク」で有名なクリプトン・フューチャー・メディア株式会社様を始めとする各社様にご提供し、歌唱合成でのデファクトスタンダードとなっています。

通信機器

 

 通信関連の標準化においても、ISDN関連のTTC標準、JT-I430、JT-Q921、JT-Q931などについて、作業メンバーとして参加し、標準策定に尽力しました。

今回、歴史あるITU協会に加入させていただいたのは、ネットワーク機器をはじめとする情報通信機器事業において、国内中心のビジネスから、グローバル、特にアジアへの展開を進めていくための情報交換や交流の場として期待する一方、標準化についても何かお手伝いができないかと考えた次第です。微力ではありますが、ITU協会の活動について貢献ができるよう努力してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

(平成25年7月現在)