無線通信の国際標準化

無線通信の国際標準化の実用書

     一昔前までは一般的ではなかった携帯電話が、スマホの時代となり、今では子供も持つようにさえなりました。近年の電波ビジネスの拡大は想定を遥かに超え、無線技術の標準化や電波利用に関わる規則は世界的に重要性を増してきています。

 本書は無線通信の国際標準化に携わる人へ、ITUの会議での活動を想定し、標準化の意義、ITUの組織構成や発行する文書、提案書の作成、会合での具体的対応法等、国際会議参加者に必要な基本的知識・ノウハウを満載しました。30年以上ITUに日本代表として活躍なさった橋本明氏の経験の集大成です。無線通信分野の方のみならず、情報通信の国際ビジネスに関わる人への必携書です。

■著者 橋本 明 氏(ITU-R SG5議長/NTTドコモ 無線標準化推進室長) hashimoto hyoushi
■形体 A5版 約100ページ
■定価 2,500円(税込・送料別)
  賛助会員 2,000円(税込・送料別)
■発行元 一般財団法人 日本ITU協会

目次

 

第1章 国際標準化の意義と目的  
   標準化の意義
   標準化活動の位置づけ
   規則と標準 (デ・ジューレ標準とデ・ファクト標準、標準成立まで、規則・標準の相互関係と国内法)
第2章 ITUの組織  
   世界無線通信会議 (WRC: World Radiocommunication Conference)
   無線通信総会 (RA: Radiocommunication Assembly)
   研究委員会 (SG: Study Group)
   WRC準備作業 (CPMやWRCへの地域準備活動)
   SG以外の組織 (RAG, CCV, SC)
第3章 ITU-Rの発行する文書  
   無線通信規則 (RR: Radio Regulations)
   研究課題 (Question)
   勧告 (Recommendation) 定義、種類、構成、実例
   報告 (Report)
   ITU-R決議 (ITU-R Resolution)
   ハンドブック (Handbook)
   オピニオン (Opinion) と決定 (Decision)
   リエゾンステートメント (Liaison Statement)
   ITU-R textの採択・承認に関する手続き (勧告やテキストの採択・承認手続き)
第4章 提案文書の作成と会合での審議  
   提案文書の作成
   寄与文書 (Contribution) の意義と重要性 (読む人の属性、提出までの留意事項、基本構成)
   会合における寄与文書の審議 (国内審議、一般的審議プロセス、Presentation、Drafting等)
   寄与文書とその議論に関するまとめ
第5章 国際会議での論戦における留意点  
   言語学習進度と国際会での要求レベル
   Hearingにおけるポイント (賛否の識別、議長の要約 (Summarization))
   Speakingにおけるポイント (発言の留意点、Presentation直後の質疑 支持意見・反対意見等)
   Reading/Writingにおけるポイント (他国文書の検証、名詞と動詞、副詞の活用等)
   国際会議における議長職 (Chairmanship)のあり方 (議長の役割、事前準備、対立案件の解決等)
附属資料    
   無線通信技術用語例
 無線通信規則で定められる無線業務

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