ITU-Rハイレベルセミナ

報告書:平成25年度 ITU-Rハイレベルセミナ

1. セミナ概要

ITU-Rにおける標準化活動参画のための基礎知識から、国際会議での議論の進め方や反論方法まで、ITU-Rに特化したセミナ

2. 主催者 一般財団法人 日本ITU協会
3. 開催月日 平成25(2013)年12月18日(水) 9:30〜17:30
4. 開催場所 新宿区新宿3-32-10 T&Tビル4F 会議室
5. プログラムと講師
(1) ITU-R における標準化活動参画の為の基礎知識 (山口 典史 氏/総務省 国際周波数政策室長)
 ITU-Rの組織、決議の概要と作業方法、無線通信総会及びアドバイザリーグループの役割と活動等
(2) ITU-R における世界無線通信会議(WRC)準備作業 (橋本 明 氏/ITU-R SG5議長)
 無線通信規則(Radio Regulations)の概要、CPMプロセスとWRC準備作業、ITU-R会合と地域会合等
(3) IMT-Advanced勧告策定の進め方とその後の動向 (佐藤 孝平 氏/APT AWG 副議長)
IMT-Advanced勧告策定における外部機関の連携、スペクトラム特定へのWRC議題の動向、3GPP 等
(4) 衛星利用の国際登録と最近の動向 (阿部 宗男 氏/前 ITU-R SG4副議長)
  衛星軌道の有効利用と登録・調整手続き、衛星応用の動向とWRC議題等
(5) ITU-Rにおける放送分野の標準化 (西田 幸博 氏/ITU-R SG6副議長)
  ベースバンド信号に関わる標準化、最近の動向(超高精細度TV放送等)、ITU-Tとの合同研究等
(6) ITU-TとITU-Rの連携強化のために (前田 洋一 氏/ITU-Tレビュー委員会委員長)
  標準化手順の類似点と相違点、相互連携して取り組むべき課題、標準化組織間の協調連携等
(7) 総括ディスカッション (全講師による)
  Chairmanshipと会議取りまとめ手法、議論が紛糾した時の解決法、議論の進め方、反論方法等
(8) 懇親会 (全講師と希望者)
  議長経験から苦労された点、コミュニケーションの円滑な取り方、国際会議における各国の特徴等
6. 参加者数 35名
7. 参加者の評価

・ITUの全体と俯瞰的に勉強できて良かった。

・様々な視点からITU-Rに特化して説明いただき、理解が深まりました。

・日本を代表するベテランの講師陣を集めていただき、大変勉強になりました。 また、わかりやすくまとめられていた資料を事前に配付いただけた事で、 予習ができ助かりました。

 

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