JICA集団研修 「国際標準を活用したICT政策立案能力向上

〜途上国の課題解決のためのよりよいICTインフラ整備〜 」コース

 当協会では、独立行政法人国際協力機構(JICA)からの委託を受けて、平成25年度より3年間、ICTの標準化に係る政策立案能力向上のための研修を実施することになりました。この研修は、平成24年度に当協会が、実施したJICA集団研修「通信インフラストラクチャ構築のための標準化」コースの後継となる研修です。

 <本研修の経緯・目的>
 情報通信分野は、急速な社会経済の発展と技術革新によりサービスが高度化、多様化しています。こうした環境において、規格の標準化は、相互性・インターフェースの整合性の確保などのため、従来から重視されています。加えて、経済社会のグローバル化に伴い、平成7(1995)年にWTOの貿易の技術的障壁に関する協定(TBT協定)において、加盟国が国内標準を策定する際に国際標準を基礎とすることを義務化、政府調達協定においても調達基準には国際規格を基礎とすることを義務付けており、国際標準化はグローバル社会の中で必要不可欠となっています。

 しかし、途上国においては標準化の重要性や有用性は認識されつつも、標準化活動の取り組み方や必要な能力を身に着ける機会が極めて少なく、特に急速な発展が目覚ましい情報通信分野においては先進国対途上国の標準化格差是正が課題となっています。

 このような状況を受け、本研修は、ICT標準化の政策立案に携わる主管庁の幹部等を対象に、既に国際基準となっている日本の技術や今後国際標準化が見込まれる技術を教授することにより、標準化技術や国際標準化動向に関する知識を活用し、課題解決のために最適なICTインフラの整備をはじめとしたICT政策の企画・立案能力の向上を図ることを目的とし実施しております。

平成25年度 研修の模様

 

平成25年度 研修員インタビュー

 

平成26年度 研修の模様

 

平成26年度 研修員インタビュー

 

平成27年度 研修の模様

 

平成27年度 研修員インタビュー

平成27年度 ビジュアルレポート