10月6日は国際協力の日です。1987年に制定されました。これは1954年10月6日に日本が東南アジア途上国への技術協力のための国際組織である「コロンボ計画」に参加したことにちなむものです。
総務省のご後援の下、通信・放送国際協力フォーラム協議会と財団法人日本ITU協会は、この日を記念して通信・放送分野での国際協力の重要性をより多くの方々にご理解いただくため、「通信・放送国際協力フォーラム」を1988年以来毎年開催しております。
コロンボ・プラン加盟を機に、日本が政府開発援助を開始してはや50年が過ぎました。100年という時間の物差しからすると、50年は丁度中間点になります。
この間情報通信・放送分野でも、弛みない努力により日本は開発途上国において技術協力の経験と実績を積み重ねてきました。
今後の50年を考える時、「日本には情報通信分野の国際協力で果たすべき役割があるのか」「情報通信に携わる自分達の自画自賛ではなく、客観的に見て、情報通信は本当に社会から必要とされているのか」「日本の情報通信分野での国際協力は、現状、手詰まりの状態にあり、官・民の新たなパートナーシップが必要なのではないのか」等々の様々な課題や疑問が生じます。
情報通信分野の国際協力に携わる私たちは、「何故、日本の情報通信分野の国際協力は進まないのか」「どうすれば日本の情報通信分野の国際協力は進むのか」について、今こそ真摯に議論して見たいと思います。
そこで、本年のフォーラムでは、「国際協力50年−これからの国際協力を考える」とのテーマで、デジタルデバイド解消の方策(資金)、BHNのためのNGO活動(技術支援)、人間の安全保障(環境)などについてパネル・ディスカッションを行い具体的に考察することとしました。
多数の皆様の参加をお待ちしております。
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平成17年9月 |
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通信・放送国際協力フォーラム協議会 |
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財団法人日本ITU協会 |
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